新日鉄社長:中国の自動車用鋼板設備の増強で合意-宝鋼、ミタルと

世界鉄鋼2位、新日本製鉄の三村明夫社 長は12日、都内でブルームバーグ・ニュースなど一部報道陣に対し、中国最 大手の宝山鋼鉄と欧州アルセロール・ミタルとの間で、中国における自動車用 鋼板設備の増強で合意したことを明らかにした。

三村社長と宝鋼集団(宝山鋼鉄の親会社)の徐楽江会長、アルセロール・ ミタルのラクシュミ・ミタル会長らは5日、上海で会談した。中国の自動車市 場の拡大を踏まえ、3社が運営する溶融亜鉛めっき鋼板設備(CGL)の増強 に向けて「早急に事業化調査(FS)する」(三村社長)ことで合意した。具 体的な増強内容は未定としている。

3社の合弁会社「宝鋼新日鉄自動車鋼板有限公司(BNA)」は、自動車 用専用のCGL(年産45万トン)と家電・建材にも対応したCGL(同35万 トン)の計2基を運営している。このため設備増強に際しては、少なくともC GL1基(年産40万トン規模)以上の規模となる見通し。

競合2グループも増強

自動車鋼板市場を巡っては、独ティセンクルップ(デュッセルドルフ)と 鞍山鋼鉄(遼寧省鞍山市)がCGL能力の倍増(合計80万トン)に着手し、 増強設備は08年初めにテスト操業を開始する予定。またJFEスチールと広 州鋼鉄企業集団(広東省広州市)も、CGL能力を倍増(合計80万トン)し、 増強設備は2010年の稼働を目指している。

12日付の読売新聞は、新日鉄と宝山鋼鉄、アルセロール・ミタルの3社が BNAの自動車用鋼板設備を増強することで合意したと報じた。

(読売新聞のウエブサイト:http://www.yomiuri.co.jp/)

新日本製鉄の株価は、前日比12円(1.5%)高の820円(午前9時40分 現在)。

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