米クリスピー日本法人社長:首都圏に30-50店舗を出店、5年間で

ドーナツメーカー米国2位、クリスピー・ク リーム・ドーナツ日本法人の香坂伸治社長は11日に行われたブルームバーグとの インタビューで、「向こう5年間で首都圏に30-50店舗出店する」ことを明らか にした。同社は06年12月、日本進出1号店を東京渋谷区の「新宿サザンテラ ス」にオープンした。

香坂社長は、1号店の販売状況について、「オープン初日から3日間で約1 万人近い人が来店してくださっており、今もその状況が継続できている。若干、 予想を超える数字で推移してきている」と説明、顧客1人当たり「平均で1ダー ス、2ダース単位でお買い求めいただいている」と語った。年内には2号店を首 都圏に出店する計画。

店舗内にドーナツを製造する大型の機械を置き、製造過程を顧客に見せるこ とが同社の特徴的な戦略の1つ。そのため、出店には「大型機械を入れるスペー スが必要」で、1号店は290平方メートルの広さを持つ。今後出店する店舗面積 も「50坪くらいのスペースがもらえれば、コンセプトに合致する」という。

出店に伴う投資額や売り上げ目標などは言及しなかったが、日本は「本社か らもたいへん注目されている市場」。日本の市場環境については「悪くない。た だ、嗜好が多様化しており、長続きするかが大切だ」と述べ、まずはブランドイ メージを浸透させると強調した。

同社の日本法人「クリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパン」(東京・渋 谷)は、韓国でクリスピーを展開しているロッテ・グループと企業再生会社リヴ ァンプとの合弁会社。ロッテが70%、リヴァンプが30%出資する。リヴァンプが 経営再建を手掛けているハンバーガーチェーン「ロッテリア」など他店との協力 については、「店舗開発での情報共有などは可能性としてあるが、ドーナツを他 店で販売することはない」と話した。

クリスピーは1937年、米国ノースカロライナ州で創業。現在はカナダ、イギ リス、メキシコ、フィリピンなど12カ国で展開する。米国での販売が落ち込むな か、日本をはじめ、海外での展開を進めることで収益拡大を目指している。

ニューヨーク証券取引所でのクリスピーの11日株価終値は前日比13セント (1.2%)安の10.94ドル。

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