「マイクロソフト時代」終えんか、ビスタ最後の大型製品-ゴールドマン

米証券大手のゴールドマン・サックス・グ ループは10日、ソフトウエア最大手のマイクロソフトは新しいテクノロジーと の競争で苦戦を強いられ、これまで維持してきたパソコン基本ソフト(OS)の 牙城が崩れる可能性があるとし、同社が投入した「ウィンドウズ・ビスタ」はマ イクロソフトの「時代の終えん」を意味することになりかねないと指摘した。

サラ・フライアー氏を含むゴールドマンのアナリストチームはリポートで、 「マイクロソフトは現在、企業としての生命サイクルの重大な分岐点に立たされ ている」と指摘し、「ビスタは同社が開発したOSとしては最後の大型製品にな るかもしれない」と述べた。同アナリストチームはマイクロソフトを「コンビク ション・バイ」リストから除外し、同業のオラクルの株式投資判断を「中立」か ら「買い」に引き上げた。

同リポートは、マイクロソフトが投入したビスタと「オフィス2007」は 同社の今後1年の利益を押し上げるものの、ソフトウエアの設計図である情報を 無償で公開するオープンソースの普及などテクノロジーの変化により、「マイク ロソフトの資金源が目減りする」可能性があるとし、こうした新製品投入は同社 が築いた時代の終えんになりかねないとした。

ゴールドマンのアナリストらはマイクロソフトをリストから除外する理由 として、今年の支出計画が不透明なことのほか、ビスタに関して最近経営陣から 「後ろ向きな発言」があったことを指摘した。スティーブ・バルマー最高経営責 任者(CEO)は2月16日、ビスタ販売に対する一部のアナリスト予想は高過 ぎると述べていた。

10日のニューヨーク株式市場でマイクロソフトの株価は下落。現地時間午 前9時45分現在前日比3セント安の28.54ドル。一方のオラクルは同25セント (1.4%)高の18.82ドルで推移している。

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