ブラックストーンとTPG、英セインズベリー買収から撤退-関係者

投資会社の米ブラックストーン・ グループと米テキサス・パシフィック・グループ(TPG)が、英スーパ ーマーケット大手J・セインズベリーの買収計画から撤退したことが10 日、分かった。2人の関係者が明らかにした。セインズベリーの創業一族が 1株当たり600ペンス未満の買収価格の受け入れに反対したという。

関係者によれば、ブラックストーンとTPG、英CVCキャピタ ル・パートナーズによる投資家連合が提示した買収価格は1株当たり 562ペンスだった。唯一の買収提案者となったCVCキャピタル・パー トナーズは13日までに買収金額を引き上げるかどうか決定する必要があ る。

デービッド・セインズベリー元会長を含む創業一族は同社の株式を約 18%保有。ジャスティン・キング最高経営責任者(CEO)に600ペン ス未満の買収案には応じないよう求めている。同社の創業は1869年。

マン・セキュリティーズ(ロンドン)のアナリスト、クリス・ゴワー 氏は「投資家連合は600ペンスでは投資収益率の観点から割に合わない と判断した可能性がある」と指摘。「セインズベリー株の上値は非常に限 定的だ」と述べた。

セインズベリー株はロンドン時間正午現在、前日比4.1%安の538 ペンスで推移している。一時は同22ペンス(4.9%)安の539ペンスま で下げる場面があった。

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