リスクがIMF改革の必要性裏付け、政治家の慢心に警告-専務理事

国際通貨基金(IMF)のラト専務理事は9 日、米住宅融資の焦げ付き増加など新たな金融危機のリスクがIMF改革を進 める必要性を裏付けるものだとの見方を示した。

同専務理事はワシントンで講演し、「こうしたリスクが6カ月前から大きく なったとは思わない。実際は少し小さくなった。だが、一部のリスクはそれと 異なるものであり、現在の繁栄の裏にある不確実性やパラドックスに対する認 識が高まっている」と述べた。発言内容は講演テキストに基づく。

ラト専務理事は、為替相場の監視強化とIMF財政のリストラ、中国やメ キシコなど新興市場国の発言権を高めるといった努力を進めてきたと説明した 上で、四半世紀余りに及ぶ世界的な経済成長が加盟国の政治家の間に慢心を生 み出している可能性があると警告した。

同専務理事は、「政治指導者が世界の不均衡が重要だと考えていなかったり、 金融市場の発展に対し安心感に浸っている場合は、世界の繁栄を維持するため に必要な行動を起こすよう説得するのはより難しくなる」と言及した。

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