米ミラント株のオプション取引、身売りの可能性発表前に急増

米電力会社ミラントが身売りの可能性を発 表する前の営業日に、同社株を購入する権利であるコールオプションの取引が 通常の32倍近くに急増した。

ブルームバーグ・データによると、4月5日のコールオプションの売買高 は32万5235枚と、年初以降4月4日までの平均の1万224枚から拡大した。 売買高はミラントが2006年1月に破産法適用を解除されて以来最高。ミラント が身売りの可能性を検討する方針を表明したのは9日であることから、オッペ ンハイマーのオプション担当チーフストラテジスト、マイケル・シュワルツ氏 は、「誰かがこのことを知っていたのだろう」とみる。同氏は「何らかの予告が あったようだ」とも述べた。

タイミングを見計らったオプション取引をめぐる懸念は高まっている。3 月には、米電力会社TXUの買収発表の数日前に買われた同社株オプション取 引について、米証券取引委員会(SEC)はインサイダー取引で得た疑いのあ る530万ドル余りの利益を凍結している。

ミラントのエドワード・R・ミューラー会長兼最高経営責任者(CEO) には連絡が取れていない。ミラントの広報担当者とSECの報道官はコメント を控えている。

ミラント株のオプションで4月5日に売買高が最多だったのは、1月まで に42.50ドルで同社株を買うオプション。売買高は7万5192枚で、終値は4ド ルだった。9日は1.20ドル(30%)上昇し5.20ドル。

ミラントの株価は9日、前営業日比3.44ドル高の44.08ドルで終了。上昇 率は8.5%で、2006年1月以来最大を記録した。

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