解放された英兵:イラン拘束中は独房監禁、抵抗は不可能だった-会見

イランから解放され5日に帰国した英兵15 人は、13日間にわたる拘束中、ほとんどの時間を独房に監禁されていたことが 6日のテレビ会見で明らかになった。記者会見には6人が参加した。

英海軍のクリストファー・エアー大佐は、英兵らは拘束中に「心理的な圧 力」と「心理戦」にさらされていたが、実際に危害を加えられることはなかっ たと述べた。また、フェリックス・カーマン大尉は「攻撃的な質問や手荒い扱 い」に苦しめられたとした上で、イラン側の「戦術の一部は侮辱的だった」と 語った。

カーマン大尉はさらに、領海侵犯を認めれば解放するが、そうでなければ 禁固7年の刑に処されるとイランから伝えられたことも明らかにした。同大尉 は英兵らがイラクの領海にいたことは明らかだったとし、イランへの回答には 「恐らく」や「イラン側の証拠によれば」などの言い回しを用い、イランの領 海を侵犯したと直接言わないように気を付けたと語った。

エアー大佐によれば、3月23日にペルシャ湾で通常の活動中に突然、重度 に武装したイラン革命防衛隊の船隊に取り囲まれ。同大佐は「最初から、抵抗 する選択肢は無いように思われた。そうしていれば、恐らく、われわれの何人 かはきょう、この場にこうしていないだろう。われわれが勝利できない大きな 戦闘になっていた」と述べた。

会見内容によれば、英兵らは拘束中、目隠しされて外部から遮断されてい たが、食事は与えられ、喫煙も許された。1週間後に一緒に集められ、夕方に 集う姿をメディア利用のためにイランのテレビ局が撮影したという。

エアー大佐はまた、唯一の女性兵士だったフェイ・ターニーさんが拘束後 すぐにほかの14人から隔離され、彼女だけを残して全員が帰国したと伝えられ ていたと説明。3歳の子供がいるターニーさんは領海侵犯を詫び、イラク駐留 英軍の撤退を訴える手紙を書いた人物。会見には出席しなかった。

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