首相:4月26、27日に初訪米、サウジなど中東5カ国も(3)

塩崎恭久官房長官は4日午前の記者会見で、 安倍晋三首相が4月26、27両日の日程で就任後初めて米国を訪問し、キャンプ・ デービッド山荘でブッシュ大統領との首脳会談を行う予定であることを正式発 表した。その後、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、クウェート、カタール、 エジプトの中東5カ国も訪問し、各国首脳と会談する。クウェートを拠点にイ ラクへの輸送活動を行っている航空自衛隊の部隊訪問も調整している。

これを受け、安倍首相は同日昼、首相官邸で記者団に対し、初の米国訪問 について「日米同盟はわが国の外交安全保障の基本。日米同盟の強化について 話し合いたい」と抱負を語った。中東5カ国歴訪の意義については「この地域 の平和と安定のために協力を進めていく上でも信頼関係の基盤を築きたい」と 指摘した。また、イランの核問題に対しては、「イランが国連決議を受け入れ、 核の問題を解決する方向に進むよう、日本として役割を果たしたい」と述べた。

また、塩崎長官は記者会見で、日米首脳会談について「日米同盟が地域の 安定要因であることを確認し、世界とアジアのための日米同盟を強化する方途 について協議を行う」との考えを明らかにした。また、中東5カ国訪問につい ては「とりわけ湾岸諸国はエネルギー安全保障上極めて重要。首脳レベルでの 関係強化を行いたい」と述べ、中東和平やイラン、イラク情勢などを協議する との見通しを示した。

従軍慰安婦問題、念のため電話会談で話した-首相

また、安倍首相は記者団に対し、ブッシュ大統領と電話会談した際に従軍 慰安婦問題に関する自らの見解を説明したことについて「私の発言が正しく報 道されていないので念のために大統領に私の真意を伝えた。誤解があってはな らないので念のために話をした」と説明した。

一方、塩崎長官は記者会見で、従軍慰安婦問題が首相訪米時の日米首脳会 談の議題となる可能性について「首脳会談で何が取り上げられるかはこれから 詰められるが、3日の電話会談で大統領は言っていたのは、安倍首相を信じて いるということ。推して図るべしと思う」と述べた。

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