伊エネルとスペインのアクシオナ:エンデサめぐる買収合戦に勝利へ

イタリア電力最大手のエネルとスペインの 建設会社アクシオナは、スペイン電力最大手のエンデサをめぐって1年半に及 んだ買収合戦に勝利する公算だ。両社の買収提示額は434億ユーロ(約6兆 8550億円)を上回る規模。

エネルとアクシオナは2日、現在エンデサが欧州に保有する100億ユー ロ相当の資産をドイツの電力最大手エーオンに売却し、エーオンはその見返り にエンデサに提示していた1株当たり40ユーロの買収案を撤回することで合 意した。エネルは同日、エンデサの未保有株54%を、少なくとも1株当たり 41ユーロで買い取る方針を示していた。

エーオンの買収案撤回はエネルのフルビオ・コンティ最高経営責任者 (CEO)にとって勝利を意味する。同CEOは、同社の130億ユーロに上 る現金を欧州や南北アメリカでの買収に利用すると約束してきた。エネルは昨 年、フランスの電力会社スエズの買収を試みたが、同社と仏ガス公社(GD F)との合併を支持するフランス政府に阻止され、失敗に終わった。

アンサンジェ・ドゥ・ボーフォール銀行で4億ドル相当の運用に携わる パトリツィオ・パッツァリャ氏(ローマ在勤)は「エネルの株主としては、ほ っとしている」と述べ、「買収合戦が終結するまで何カ月も待たされるリスク があったが、そうした不透明感がなくなった」と語った。

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