新生銀:アプラス減損処理で上場来初の赤字に-580億円に下方修正(2)

新生銀行は3日、2007年3月期の連結純損 益を580億円の赤字に下方修正すると発表した。04年の上場以来初の赤字決算 となる。従来予想は400億円の黒字だった。信販子会社アプラスに関するのれ ん代と無形資産の減損処理を実施し、減損額1010億円を特別損失に計上するこ とが響く。

法改正による貸出上限金利の引き下げなど収益環境の変化を踏まえて、ア プラスののれん代、無形資産を再評価した。この減損実施によってのれん代な どの償却費用は08年3月期以降で年間60億円減少するという。消費者金融事 業での貸倒引当金の積み増しを主因に経常利益も従来予想の510億円から310 億円に下方修正した。

野村証券の守山啓輔シニアアナリストは「減損の可能性はもともと銀行側 も示していたが金額は思ったより大きく、必要な手段は全て07年3月期中にと ったことになると思う。今期以降はリストラをどれだけ進め、トップラインで どの程度稼げるのかが注目点になる」と指摘している。

のれん代と無形資産は自己資本比率の算定要素からは控除されており、減 損による繰延税金負債の戻し入れ効果もあり07年3月末の中核的自己資本(T ier1)比率は8%程度(06年9月末8.3%)、連結自己資本比率は13%程 度(同13.5%)になる見込みという。

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