米サブプライム問題、住宅ローンの他分野には波及せず-ベアーSなど

住宅ローン担保証券(MBS)引き受けで 最大手の米ベアー・スターンズは29日、サブプライム分野でのデフォルト(債 務不履行)増は米住宅ローン市場の他の分野には波及しないとの見方を示した。 また、住宅ローンを手掛けるインディマック・バンコープは、信用力の高い借 り手への貸し倒れは業界平均よりもはるかに低いと指摘した。

ベアー・スターンズの住宅ローン関連事業責任者、トム・マラノ氏は29日 の投資家会議で、借り手の収入と信用力を確認することなく住宅価格の全額を 貸し付ける慣行が、スプライム分野でのデフォルト増につながったと語った。 住宅ローン商品の中でサブプライムと並んで問題視されている「Alt-A」 ローンのなかで、この3つのリスク要因をすべて備えているのは7%にすぎな いと同氏は指摘した。

インディマック・バンコープなど比較的リスクの低い住宅ローンを提供す る住宅金融会社の株価が下落している背景には、Alt-Aのローンでも不良 債権が増えるとの懸念がある。バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長 など当局者は、デフォルト増の傾向がサブプライム分野から拡大している兆候 は見られないとしている。インディマックは、Alt-Aのローンの貸し倒れ 率はサブプライムの17分の1だと公表した。

マラノ氏は、「拡大は大きな問題ではない」として、「現時点ではそのリス クは見られない」と述べた。

サブプライム住宅ローンは信用力が低い借り手や負債水準の高い借り手を 対象とし、住宅ローンのなかで最もリスクの高い分野とされている。Alt- Aは「オルタナティブA」の略で、個人事業者など信用力はあるが所得証明な どの文書を提出できず従来型のローンが受けられない借り手を対象としている。

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