投資家マーク・ファーバー氏:米国株式市場、「弱気相場の始まり」

1987年の米株急落を言い当てたこ とで知られる投資家マーク・ファーバー氏は、コペンハーゲンでインタビ ューに応じ、S&P500種株価指数が2月20日に付けた6年ぶりの高値 を上抜く可能性よりも、下落する可能性の方が高いとの見方を示した。 物価上昇率の加速と景気減速の継続が理由。

同氏は「まさに弱気相場が始まろうとしている。通常、金融株の動向 があまり良くないことは相場にとって悪い予兆だ」と述べた。

ファーバー氏はインフレと原油高が経済成長を抑制し、S&P500 種が4年ぶりの大幅安となった2月27日から戻り切らない可能性がある とした。

さらに「米政府がインフレとして発表している指標は平均世帯の生活 費の上昇を示していない」と指摘。トウモロコシや小麦、大豆、食肉の価 格は食費を押し上げていると語った。

同氏によると、原油高のほか、米国の信用力の低い個人向け住宅ロー ンの不履行により、新興市場への投資資金が減るため、株価の下落は中国 など新興市場の方が大きくなる。また、米国の経常赤字の拡大が世界の株 価を押し上げていると付け加えた。

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