コンテンツにスキップする

【個別銘柄】クレセゾン、ソニー、トヨタ、新日鉱H、オリコ、宇徳運

株式市場の主な銘柄の動向は以下の通り。

クレディセゾン(8253):4.1%安の3790円。クレジットカードのキャッ シングの金利を引き下げると発表したため、来期以降の業績悪化不安から売り が膨らんだ。28日発表によると、セゾンキャッシング(リボルビング)は、7 月14日から新規・既存残高ともに貸出金利を実質年率18.0%以下に改定する。 UCキャッシング(1回払い)は6月11日取り扱い分から適用。

ソニー(6758):1.6%安の5980円で終了、3月15日以来、半月ぶりの 6000円割れに。28日のバーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長によ るインフレ警戒発言で米国が利下げするとの期待が後退、外国為替相場で円 高・ドル安が進行した。加えて、2月の米耐久財受注額が市場予想を下回った ため、米国景気に対する不透明感が強まっていることも、逆風となった。

トヨタ自動車(7203):終値は変わらずの7620円。一時は1.4%安の7510 円まで下げた。この日の安値で試算した3月の月間騰落率はマイナス6.4%。 昨年5月に記録した11%安に次ぐ大きさとなる公算が大きい。ドル・円相場は、 2月下旬の1ドル=120円台から116円台まで円高が進行。海外収益の目減り などが懸念されている。

新日鉱ホールディングス(5016):1.8%安の1025円。原油価格の高止まり で今期利益が計画を大きく上回る見通しとなった。ただ、来期減益との見方に 変わりはなく、最近の株価上昇で株価指標の割安感が薄れてきたこともあり、 投資家は上値追いに慎重だった。UBS証券は28日付で投資判断を「Buy(買 い)」から「Neutral(中立)」に引き下げ。

北陸電力(9505):2.2%安の2725円と4日続落。一時2685円まで下落 し、1月24日以来、2700円を割り込んだ。臨界事故隠し問題などの影響を受 けて志賀原子力発電所1、2号機の停止を前提に2007年度の供給計画を策定 したことで、火力発電など代替の燃料コスト増加に懸念が高まった。三菱UF J証券は同社株の投資判断を「2(アウトパフォーム)」から「3(市場平均 並み)」に引き下げ。

オリエントコーポレーション(8585):前日に続き大幅高で、30%高の208 円で終了。東証1部の値上がり率で1位に。28日の取引終了後に、債務超過回 避へ検討していた合計2900億円の増資の引き受け先が決まったと発表。一連 の支援策により、約1400億円と見込まれていた債務超過を回避できることに なり、安心感が強まった。

宇徳運輸(9358):一時14%高の825円ストップ高水準まで上げ、1993年 10月以来、およそ13年半ぶりの800円台乗せに。終値は11%高の805円。自 動車産業の活況に加え、景況改善で電力・化学プラントの操業度が高止まりし、 横浜港の貿易額が過去最高水準に達している。取扱い荷物の増加に伴って同社 の収益も向上していくとの期待が高まった。加えて核燃料輸送を手掛けている ことから、原発関連銘柄として一部個人投資家の間で人気化している。

沖電気工業(6703):急騰。終値は14%高の229円で、東証1部の値上がり 率1位。売買高も3903万株超に達し、約1カ月半ぶりの水準に。29日付の日 本経済新聞朝刊が「情報通信分野の一部を中心に、利益水準の低い事業を売 却・撤退する」と報道、合計100億円規模の事業を統廃合すると伝えたことか ら、来期以降の業績改善を期待した買いが入った。

三陽商会(8011):4.9%高の1023円と大幅続伸。同社が扱う基幹ライセ ンス・ブランドである「バーバリー」頼みの事業構造から抜け出し、今後は新 ブランドの貢献も見込めるとして、業績拡大、安定化への期待感が高まった。 ゴールドマン・サックス証券は同社株の投資判断を「買い」、目標株価を1200 円として、カバーを開始。

三洋電機(6764):9.6%高の205円で終了、2月22日以来の200円台回復 となった。創業家一族の井植敏雅社長(44)が取締役に退き、同社生え抜きの 佐野精一郎・執行役員(54)が後任の社長に昇格する人事を28日に正式発表 した。創業以来培ってきた同社特有の「事業部至上主義」を、佐野新体制が突 き崩し、新たなビジネススキームが構築されるとの期待が強まった。

近鉄エクスプレス(9375):3.5%高の4150円。IT(情報技術)バブル 崩壊以降に落ち込んだ国際貨物市場が着実に持ち直してきていることなどが評 価されているようだ。日興シティグループ証券は、将来見込める同社の業績成 長を勘案すると株価水準は割安として投資判断を「買い」で新たにカバーを開 始、目標株価を4850円と設定した。同様の理由でカバーを開始した郵船航空 サービス(9370)も1.3%高の3090円と高い。

住友金属工業(5405):3.4%高の605円と反発。仏鋼管大手バローレッ クと共同で、ブラジルにシームレスパイプ用の高炉一貫製鉄所を建設する方針 が明らかになった。「さらなる高み」(UBS証券の山口敦シニアアナリス ト)に向け、事業基盤を広げる同社の積極姿勢が評価された。

住友鋼管(5457):7.5%安の869円で東証1部下落率で1位。28日午後 に急騰、100円高の939円ストップ高で取引を終えていたが、この日は冷静な 向きが増えたようで売りが優勢に。28日の午後1時50分すぎに「住友金属工 業の安藤力副社長が午後3時30分から東京本社内で鋼管事業の重要な展開に ついて記者会見を行う」との情報が伝わり、思惑買いが入った反動が出た。

アンリツ(6754):4.4%安の566円。主力の計測器事業において、欧州 拠点で開発投資負担が膨らみ、07年3月期の連結営業利益予想を70億円から 60億円(前期比32%増)に下方修正した。足元の受注の伸びも緩やかになっ ており、来期業績の伸び悩みが警戒された。

ユニオンツール(6278):2.6%安の4840円。電子機器工業会の生産が低 調で、主力のPCBドリルの需要が伸び悩んでいることから、増益を見込んで いた中間期業績が減益に陥る見通しとなり、業績停滞が警戒された。ユニツー ルの第1四半期(06年12月-07年2月)決算は、連結営業利益が16億6300 万円と、前年同期を11%下回る低調な内容。

インデックス・ホールディングス(4835):0.5%安の6万1200円で終了。 一時は6.5%安の5万7500円まで値を下げる場面もあった。資産評価基準を厳 格化したことに伴い、07年8月期の連結純損益が最大25億円の赤字になる見 通しとなり、投資家の失望売りにつながった。

ライトオン(7445):1.5%安の3400円と3日続落。暖冬による販売促進 に向けた活動費がかさみ、07年2月中間期の経常利益は前年同期比15%減と 落ち込んだ。さらに、07年8月通期の利益予想を下方修正しており、業績の不 透明感を背景に株価の反転期待が後退している。

アークス(9948):3.8%高の1682円。新規出店効果などで07年2月期の 業績が事前計画を上回る見通しとなった。通期予想の上方修正は2度目とあっ て、事業環境が良くなりつつあると認識された。28日公表の07年2月期業績 予想によると、経常利益は81億円になる見通しで、前回予想を7.3%上回る。

しまむら(8227):4営業日ぶりに反発。1.9%高の1万2830円で終了し た。29日付の日本経済新聞朝刊は、新店効果やコスト削減が寄与するとして、 「08年2月期業績が7期連続で過去最高を更新する見通し」と報道。業績拡大 に伴う株価の先高期待が強まった。

パソナ(4332):2.9%高の25万円。雇用環境の改善に伴い、人材ビジネ ス会社の新規登録者数が軒並み減少する中、パソナは第3四半期累計で前年同 期比9.9%増と異例の伸びを示した。携帯電話会社の販促キャンペーン拡充な どで新店の寄与も見込め、来期以降も安定的に業容を拡大できるとみられた。

サッポロホールディングス(2501):この日午前10時から都内で開いた提 示株主総会は同社としては近年では稀にみる長丁場となる2時間42分の時間 をかけ、新しい買収防衛策の導入を賛成多数で可決した。友好的なTOBによ る買収を呼び掛けていた米投資ファンド「スティール・パートナーズ・ジャパ ン」の株主提案は否決。終値は0.4%安の828円で4連敗。

エキサイト(3754):値幅制限の上限(ストップ高)となる4万(17%) 高の27万1000円で終了。出来高は昨年8月以来の高水準。一部報道で世界最 大の公衆無線LAN(構内情報通信網)サービスを運営する会社と資本・業務 提携したと伝えられ、事業拡大期待が広がる中、昨年来安値圏から戻りを試す 展開となった。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE