国際帝石株が反発、NY原油相場は年初来高値-先高期待でマネー流入

国際石油開発帝石ホールディングスの株価 が急反発。国際価格指標となるニューヨーク原油先物相場が26日の取引で年初 来高値を更新したことで、業績への好影響を見込み、石油関連企業の株価の先 高期待を強めた投資資金が流入してきている。一時は3万8000円(4%)高の 98万5000円を付ける場面もあった。

資源関連株では、石油資源開発が240円(3%)高の8320円、新日鉱ホー ルディングスが23円(2.3%)高の1041円、昭和シェル石油が15円(1.1%)高 の1412円まで上昇。このほか、コスモ石油や新日本石油なども高い。

一時63ドル台に、米製油所やラニーニャ問題も

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)で取引される原油先物5月限は前 週末比63セント(1.01%)高の1バレル=62.91ドル。一時は63.30ドルと期 近物としては昨年12月21日以来の高値を付ける場面があった。

イランの外務副大臣は26日、国営テレビ放送で、イラン水域に不法侵入し た英海軍兵ら15人を引き続き拘束するとの方針を示した。イランは、核開発計 画を停止するよう国連から圧力を受けている。また、米政府が28日に発表する 在庫統計では、先週のガソリン在庫が225万バレル減少した可能性が高い。

アルタベスト・ワールドワイド・トレーディング(カリフォルニア州)の 商品ブローカー、トム・ハートマン氏は「このような状況は、西側諸国とイラ ンとの対立が深刻化する可能性を示唆している」と指摘。需要は力強く「ガソ リン在庫の減少は相場の上昇につながるだろう」との見方を示した。

また、商品投資顧問、インテレス・キャピタル・マネージメントの斉藤和 彦チーフアナリストは、「米国の製油所のトラブルが相次いでおり、4月にも65 ドルまで上昇する可能性がある。さらに、ラニーニャ現象による異常気象で、 ハリケーンの発生の懸念が高まれば、70ドルが見えてくる」と原油相場は上昇 傾向を強めるとの見方もある。

空運業指数は下落

一方、TOPIX空運業指数は下落。33業種中でワースト2位。原油高を 受けて、ジェット燃料の上昇懸念が高まった日本航空、全日本空輸がそろって 下落。指数は一時3.24%低下の647.66まで下げる場面もあった。

--共同取材:Mark Shenk   Editor:inkyo

Peter Langan

+81-3-3201-7241 plangan@bloomberg.net

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