ヤフー:研究所を4月設立-次世代ネット技術研究、トップの地盤強化

ポータル(玄関)サイト国内最大手のヤフ ーは26日、研究所を設立すると発表した。インターネットと社会の関係やネッ トの可能性を柱に調査、研究に取り組む。また、米ヤフーの研究所や産官学と連 携し、今後のネット技術の予測や新規事業分野の開拓なども模索する。基礎研究 も含め幅広い連合を形成し、豊富な人材や資金を投入することで、圧倒的な地位 を占める国内ネット事業の地盤を一段と強固にすることを狙う。

研究所の名称は「Yahoo! JAPAN研究所」。同研究所は当初10人 のスタッフで4月から業務を開始。研究所所長は同社の井上雅博社長が兼務する。 また、最高技術顧問には、慶応義塾常任理事の村井純教授が就任する。村井教授 のネットワークなどを活用、企業の研究所やネット関連のさまざまな分野の研究 先である大学や官庁と連携し、ネット技術の発展を目指す。

同研究所は、①社会インフラとしてのネットの発展を模索、予測、②科学技 術発展への貢献を目指す基礎研究、③新規事業分野の開拓や競争力強化を目指し た応用・商用研究――の3つを軸に進める予定。

「日本で最大のネット情報の塊」

ヤフーの井上社長は同日、新オフィスとなる港区赤坂のミッドタウン・タワ ーで会見し、「研究所予算は初年度数億円規模」とし、研究所の規模を徐々に拡 大して30-40人のスタッフに増員する方針を明らかにした。

さらに、井上社長は「日本で最大のインターネット情報やデータの塊はヤフ ーにある」と強調し、ネットの利便性向上や従来枠を超えた分野でのネット技術 の採用、さらに新事業開拓のきっかけとなる取り組みの場としたいとの考えを示 した。

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