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ロンドン金融街のトレーダー、報酬はウォール街の最大1.5倍-調査

ロンドンの人材あっせん会社ネーピア・ スコット・エグゼクティブ・サーチの調査によると、ロンドンの金融街シティ ーで働くトレーダーの報酬は、米国のウォール街の同業者に比べ最大で50%高 い。

ネーピア・スコットが26日公表した調査結果によると、英国のトレーダ ーの報酬は最大22%増えた一方で、米国では最大15%の伸びだった。

シティーのトレーダーの賞与は、欧州でのM&A(企業の合併・買収)活 況を受けて急増。ブルームバーグ・データによると、欧州の2006年M&Aは 前年比52%増の1兆7000億ドル(約200兆円)規模に達した。

ネーピア・スコットのショーン・スプリンガー最高経営責任者(CEO) はインタビューで、「ロンドンは明らかに、世界一の金融センターとして君臨 している」と語った。発表資料によると、「英国と欧州を拠点とする金融機関 の規模と意欲は拡大する一方」だという。英銀バークレイズとオランダの銀行 ABNアムロ・ホールディングは先週、合併に向けた初期的な合意に達したこ とを明らかにしていた。

ネーピア・スコットの調査によると、信用仕組み商品を手掛けるロンドン のマネジングディレクターの06年平均報酬は、給与14万ポンド(約3240万 円)に加え賞与156万ポインドだった。ニューヨークの同業者の平均は、給与 11万5000ポンド、賞与124万ポンドだった。

ヘッジファンド業界の成長が、ロンドンの雇用と賃金の伸びにつながって いる。ヘッジファンドの約40%は、ロンドンのシティーを拠点としている。英 経済の高成長も、ロンドンの雇用増を支える要因だ。06年10-12月(第4四 半期)の英成長率は3%と、2年半ぶり高水準だった。

ネーピア・スコットは世界のトレーダーや営業職3000人を対象に調査を まとめた。調査によると、ドルの下落もロンドンの報酬優位につながった。

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