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日経平均の上げ幅300円超、銀行株が大幅続伸-鉄鋼株は上昇率トップ

午前の東京株式相場は大幅続伸。日経平 均株価は上げ幅が300円超となり、25日移動平均1万7145円の水準も上回っ て推移している。会社側による下方修正発表で今期業績の不透明感が払しょく されたみずほフィナンシャルグループが3日続伸したのをはじめ、銀行株が全 面高。JPモルガン証券が目標株価を6700円に引き上げたアドバンテストな ど電機株も軒並み上昇している。

2月の鉄鋼輸出量が前年比13%増となったことも追い風となり、新日本製 鉄は売買代金首位で大幅上昇。鉄鋼株は午前の東証1部業種別上昇率トップと なった。きょう取引終了後に公示地価が発表される不動産株も高い。期末接近 でNTTドコモなど配当利回りの高い銘柄も堅調。

東洋証券の児玉克彦シニア・ストラテジストは、「日経平均がチャート上 の節目が重なる1万7300円台を一気に上抜けた。今回の下げで大量に買い越 した個人の利益確定が現水準からは出やすくなるため、売買エネルギーが増加 するかが最大のポイントになりそう」との見方を示した。

午前10時23分時点の日経平均株価は304円75銭(1.8%)高の1万7467 円95銭、TOPIXは29.14ポイント(1.7%)高の1737.43。東証1部の売 買高は概算で7億9250万株。値上がり銘柄数1568、値下がり銘柄数101。

午前の東証業種別33指数は引き続き全業種が高い。上昇寄与度の高い業 種では、電気機器、銀行、輸送用機器、鉄鋼、電気・ガス、化学、卸売り、情 報・通信、機械、不動産など。

チャート上の節目を上回る

午前の日経平均株価はチャート上の節目とされる水準を上回ってきた。中 でも1万7300円台は、一目均衡表の日足チャートの雲の上限1万7306円、12 日に付けた取引時間中の戻り高値1万7325円、13週移動平均1万7342円など が集中する価格帯。この水準を一気に突き抜けたことで、「テクニカル的にも 強気が台頭しやすい状況」(東洋証の児玉氏)。

1万74000円台には、25日移動平均1万7414円や世界同時株安の下げ幅 の半値戻しである1万7416円などがある。午前はこの水準も上回っており、 次のめどは2月28日の急落で生まれた窓(空白)である1万7843-8073円の 水準という。

輸出関連株が高い、古河電工は急伸

キヤノンやソニーなど電機株が大幅上昇し、韓国半導体メーカーのハイニ ックスとの間の係争がすべて終結した東芝はほぼ2カ月ぶりに800円台を回復。 トヨタ自動車やホンダ、08年度の国内生産台数を06年度計画比約15%増に増 やすと21日付の日本経済新聞朝刊が報じたマツダもそろって上げている。

個別では、07年3月期の連結営業利益が前期比36%増と従来予想(470億 円)を上回ると21日付の日経新聞が伝えた古河電気工業が急伸して午前の東 証1部値上がり率3位。マキタの完全子会社となる富士ロビンも急騰し、ベス ト電器と提携したプライムは値幅制限いっぱいのストップ高買い気配。

半面、プラズマテレビ用フィルムなどの落ち込みで07年3月期の業績下 方修正を発表した住友大阪セメントは急反落。インフルエンザ治療薬「タミフ ル」を服用後に異常行動を起こす事例が新たに2例発生した中外製薬は大幅安。 07年3月期の連結純利益を下方修正した江崎グリコも安い。

イオンモールとダイヤモンドシティの合併発表では、イオンモールが急落 する一方、ダイヤシティは大幅高。

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