プロミス「カーコンビニ倶楽部」事業30億円で買収-全国ローン拠点(2)

大手消費者金融のプロミスが自動車点検修 理事業をフランチャイズチェーン(FC)展開するカーコンビニ倶楽部(東京 都江東区)の事業を約30億円で買収したことが20日分かった。全国に約1800 あるFCを通じて点検修理などの利用者向けにローンなどを提供する。貸出上 限金利の引き下げに備え、収益源の多様化戦略を明確化する。

プロミス子会社のパルライフが翼システム(東京都江東区)完全子会社の カーコンビニから事業を買収。手続きは月内にも完了する。プロミスでは「資 金決済ニーズに直接アプローチできるビジネスモデルとして位置づける」(広 報部の玉井宏昌氏)としており、点検や修理の費用だけでなく自動車購入向け やその他の関連金融サービスの提供も検討していく方針だ。カーコンビニ営業 企画部広報課の竹内稔氏はコメントを差し控えた。

3年後に完全施行される貸金業法下では上限金利の20%(現在は実質

29.2%)への引き下げで金利収入が減少する一方、総量規制導入で市場の伸び 悩みも予想される。アコム、アイフルなど大手各社が有人店舗の削減などコス ト削減のためのリストラを進めるなか、プロミスは1月に参入を発表したネッ トショッピング事業に続き、未開拓分野に新たな収益源を求める。

スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)の黒木達雄アナリストは「消 費者金融は来店型店舗を大幅削減するなど店舗戦略を見直すなかで、顧客との 接点を広げて優良顧客をいかに獲得するかが課題になる。会員など特定の顧客 を持つ事業体との提携はプロミスに限らず増えていくだろう」とみている。

プロミスは、全国展開する自動車点検修理FC事業の買収により、自前の 有人店舗473店(06年12月末)の2倍以上の新たなローン提供拠点を持つこと ができる。同社は1月にライブドアからネット商店街事業を引き継ぎ、4月か ら参入する計画を発表。資金決済ニーズに対応する金融サービスを提供すると していた。プロミスは三井住友銀行グループの消費者金融。

--共同取材:安 真理子 Editor: Hirano

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