クリントン米上院議員:サブプライムローン借り手に政府は支援策を

ヒラリー・クリントン米上院議員(民主、ニ ューヨーク州)は15日、ワシントンで、サブプライム住宅ローンの借り手で返 済不能に陥り持ち家を失いつつある国民を救うため、連邦政府が金利負担や手数 料の軽減など支援策を打ち出すべきだとの考えを示した。米国では信用力の低い 消費者を対象としたサブプライム住宅ローンの焦げ付きが急増している。

2008年の大統領選挙での民主党候補指名をかけ出馬表明しているクリント ン議員は「サブプライム市場が事実上破たんしているのは明確で、政府が支援に 乗り出さなければ住宅市場全体、ひいては経済全般に影響が及びかねない」と指 摘した。

同議員は、住宅ローンの債務保証を行う米連邦住宅局(FHA)の人員拡充 と技術面での向上を図ることを盛り込んだ法案を再度提出する意向を示した。同 法案が成立すれば、FHAでの新たな住宅ローン商品の開発が促進され、より多 くの借り手が恩恵を受けるだろうと説明した。

延滞率の上昇や差し押さえの増加を受け、サブプライム住宅ローン市場には 議会や規制当局、消費者団体などからの注目が集まっている。

同議員は、繰り上げ返済によって高額の手数料が発生するプリペイメント・ ペナルティ条項の廃止を提案。そうした条項はサブプライムローンで約7割に適 用されているのに対し、プライムローンでは5%未満に過ぎないという。また、 返済が滞っている借り手に対し、資金繰りを再検討するための差し押さえ猶予期 間を設けることなどを提案した。

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