米財務省:北朝鮮資金問題で調査結果発表-凍結解除はマカオ次第(2)

米財務省のリービー米財務次官(テロ・金 融犯罪担当)は14日、ワシントンで記者団に対し、マカオの銀行バンコ・デル タ・アジア(BDA)は北朝鮮のマネーロンダリング(資金洗浄)を容認してい たとする調査結果を発表した。

財務省は1年半にわたりBDAの調査を行ってきた。結果はマカオ当局に伝 えられ、BDAに凍結されている約2500万ドル(29億3000万円)の北朝鮮資 金の解除を行うかどうかは、マカオの金融当局に委ねられるという。同省はBD Aを米国の銀行システムから排除する判断を下したものの、北朝鮮が凍結資金を 取り戻し、核問題をめぐる外交交渉が進展する公算がでてきた。

国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長は同日、北朝鮮は2月 の6カ国協議での合意事項である国連査察団の受け入れより先に、凍結されてい る資金の返還を要求していることを明らかにした。同局長は平壌で北朝鮮の高官 と会談した後、北京で語った。

財務省は2005年に、BDAが北朝鮮の資金洗浄に関与している疑いがある と指摘、関連する口座は直ちに凍結された。

リービー財務次官は、BDAを米銀行システムから排除するとの決定につい て、ライス米国務長官との協議の上で下されたことを明らかにした。次官による と、北朝鮮は偽造のドル紙幣やたばこを流通させ、麻薬を不正売買しており、B DAに口座を持つ多くの北朝鮮人がこれらの行為に関係していた。

大量破壊兵器拡散に向け資金提供する北朝鮮の複数の団体も、BDAとの取 引があったという。リービー財務次官は、関係していた兵器の種類への言及は避 けた。

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