クライスラーの売却先、加マグナなどが有力候補に浮上-関係者

ドイツの自動車メーカー、ダイムラークラ イスラーが北米部門クライスラーを売却する場合の有力な買い手候補として、 米ブラックストーン・グループなどが主導する投資家グループやカナダの自動 車部品メーカー、マグナ・インターナショナル、米投資会社サーベラス・キャ ピタル・マネジメントが浮上している。関係者2人が14日までに明らかにした。

同関係者によれば、これら各社はクライスラーの財務や生産計画を詳細に 調べ始めており、クライスラー全体の買収に向け協議中。ダイムラー幹部が数 週間以内にクライスラーの買い手を決める見込みだという。

ダイムラーのディーター・ツェッチェ会長は業績不振のクライスラーにつ いて「すべての選択肢を検討している」と表明。昨年15億ドル(約1740億円) の赤字となったクライスラーの価値を、アナリストらは30億-50億ドルと評 価している。ダイムラーは1998年、クライスラーを350億ドルで買収した。

ギミ・クレジット・パブリケーションズ(シカゴ)の上級債券アナリスト、 クレイグ・ハットソン氏は、「買い手にとっての魅力はブランド力が依然として 強いということと、経費節約の多くの機会があるということだ」と述べた。

同氏は、買い手候補が買収案を提示する保証はないとも指摘、「適正な買収 価格や事業立て直しを確信できるかどうか、それにはどれくらいの期間が必要 か判断する必要がある」と語った。

クライスラーの広報担当者、マイク・アバーリッチ氏はコメントを控えた。 ブラックストーンとサーベラスの広報担当者もコメントしなかった。

マグナの広報担当、トレーシー・ファースト氏はブルームバーグに対し、 同社がクライスラーの将来を十分理解したいと考えているとするコメントを寄 せた。準備交渉があるにしても「厳格に極秘」に行われるという。

一部の株主からクライスラー売却を迫られているツェッチェ会長は2月14 日、クライスラーを分離するか維持するか検討すると述べた。

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