バーナンキ米FRB議長、就任1年で米国民の支持得る-調査(2)

バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB) 議長は就任後1年で、米国民、特に高所得層の支持を勝ち取ったことが、ブル ームバーグ・ニュースが実施した世論調査で分かった。

調査によると、米国の住民の間でバーナンキ議長の職務遂行への支持は不 支持を5対1の割合で上回った。世帯所得が10万ドル(約1160万円)を超え る世帯では、支持は70%、不支持は10%だった。

景気減速や住宅市場の状況悪化を防ぎながらインフレを抑制しなければな らないバーナンキ議長にとって、国民の支持は追い風だ。2月には、株価が4 年で最大の下落を演じた翌日、バーナンキ議長は議会証言で市場は「良好に機 能している」と発言し、国民を安心させることに成功した。議長は景気が今後 勢いを増すとの見通しも示した。

調査に答えたシカゴのファイナンシャル・アドバイザー、クリス・マイナ ー氏は「バーナンキ議長は今の職務がすっかり板についた」として、「大きく混 乱させることなく市場を誘導するコツをのみ込んだようだ」と話した。

調査は米成人2269人を対象に3月3-11日にかけて実施した。誤差率はプ ラス・マイナス2ポイント。回答者中、年間の世帯収入が10万ドルを超え、株 や債券、投資信託を保有していると回答したのは672人だった。このグループ についての誤差率はプラス・マイナス4ポイント。

回答者全体ではバーナンキ議長の職務遂行を支持する回答は50%、不支持 は11%だった。1年前の調査では、議長の経済運営に信頼を示す回答は48%、 不安を抱く回答者は18%だった。1年前の調査で富裕層の回答は、支持が63%、 不支持が4%だった。

調査の回答者の39%はバーナンキ議長について、支持も不支持も表明せず、 幅広い支持という点ではまだ前任のグリーンスパン前FRB議長にはかなわな いようだ。前議長のファンだったという回答者の1人、スティーブン・サケイ ンス氏は「前議長の方が景気について、よく把握していたような気がする」と 述べた。

世帯所得が10万ドル以下の回答者では、バーナンキ議長への支持・不支持 が不鮮明な層が比較的多かった。所得が6万-10万ドルの層では支持が55%、 不支持が11%で、どちらでもない割合は34%。さらに、6万ドル未満の層では 44%が明確な意見を持たなかった。

バーナンキ議長の評判は、ブッシュ米大統領とは好対象をなした。ブッシ ュ大統領の経済運営を支持しないとの回答は53%で、支持の43%を上回った。 ただ、高所得層では53%が支持、45%が不支持と結果は逆だった。

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