米サブプライム住宅ローン:返済遅延率が4年ぶり高水準-MBA(2)

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全米抵当貸付銀行協会(MBA)が13日 に発表した統計で、信用度の低い借り手を対象とするサブプライム住宅ローンの 返済遅延率が昨年第4四半期に、この4年間での最高水準に達したことが明らか になった。またサブプライム以外でもあらゆる種類の住宅ローンの返済遅延率が 上昇した。

MBAによると、住宅物件の差し押さえ率は過去最悪の0.54%に上昇。信 用度の高い借り手の住宅差し押さえも増加し、住宅ローン市場の問題がさらに広 がりをみせる兆候と受け止められている。

サブプライム住宅ローンの返済遅延率は13.33%に達し、第3四半期の

12.56%から上昇した。住宅ローン全体でみた返済遅延率は4.95%で、第3四半 期の4.67%を上回り、2003年第2四半期以降の最高を記録した。

住宅ローンの貸し手は昨年、縮小しつつある借り手の確保を狙い、競って金 利を下げ、プライムローンの信用基準を緩和した。規模6兆ドルの住宅ローン担 保証券(MBS)市場でデフォルト(債務不履行)が広がれば、米国経済そのも のをリセッション(景気後退)に追い込みかねないとの見方もある。

経済予想を手がけるA.ゲーリー・シリング(ニュージャージー州スプリン グフィールド)のゲーリー・シリング社長は、「最悪期はまだこれからだ」と語 る。「貸付業者は昨年、競争を続けるために信用基準を緩和した。その結果大量 のローンが不良債権化した」と付け加えた。

MBAのチーフエコノミスト、ダグ・ダンカン氏は、「米国の景気と雇用市 場は底堅さを維持しているものの、第4四半期の住宅市場では減速が続いた」と 述べた。

MBAのリポートは住宅ローン貸付業者や商業銀行、S&L(貯蓄・貸付組 合)、信用組合などが貸し付けた住宅ローン総額4350万ドルに基づく。

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