コンテンツにスキップする

【個別銘柄】ホンダ、日興コ、福岡銀、松坂屋、大日印、日立、全日空

株式市場の主な銘柄の動向は以下の通り。

ホンダ(7267):1.2%安の4260円。米景気停滞懸念や日米金利差への警戒 感から為替相場が円高・ドル安傾向。円安による海外収益のかさ上げ期待も後 退、輸出関連株は軟調だった。三井住友アセットマネジメントの山口健シニア ファンドマネージャーは、「現在の為替水準であれば業績に与える影響は限定 的だが、輸出企業はどこも対ドルで110円を切った水準で来期の業績予想を立 ててくる可能性が高い」と指摘、株価の上値を抑える要因になるとみていた。

日興コーディアルグループ(8603):終値は6.1%高の1490円。同社株の上 場廃止の有無を検討していた東京証券取引所が12日、上場を維持と決定。13 日付で監理ポスト割り当てが解除された。上場廃止リスクを織り込んでいた株 価を修正する動きが広がり、売買代金は729億円で東証1部3位。時価総額は 1兆4538億円と、監理ポストに割り当てられる直前の水準(06年12月15日 の1兆4546億円)へ回復。

福岡銀行(8326):終値は3.5%安の987円。日興コーデの不正経理問題 を受けて、日興コーデ株の替わりに福岡銀が日経平均構成銘柄に新規採用され るとの観測が以前から出ていた。パッシブ運用者や裁定業者らの組み入れ需要 に先回りする形で福岡銀株を購入していた向きからすると、今回の日興上場維 持は当てが外れた格好で、売りを出したと言われた。

松坂屋ホールディングス(3051):急落。終値は6.1%安の993円で、東 証1部下落率で2位。1000円の大台を割れは3営業日ぶり。大丸(8234)と持ち 株会社方式で統合することで12日、基本合意したとのメディア報道が相次い でいるが、会社側が正式発表を行っていないため、買い進む向きが限定されて いる。統合形態や合併比率などが不透明なため、売りが優勢となった。

大日本印刷(7912):1.2%安の1723円と3営業日続落。一時1698円を付 け、ほぼ3カ月ぶりの低水準となった。ダイレクトメール(DM)印刷物の作 成委託などのため、43社から預かっていた個人情報864万件が流出したと発表 しており、企業の管理体制の不備などを嫌気した売り圧力が高まった。

日立製作所(6501):0.9%高の833円。小型モータを製造する子会社の日 本サーボ(6585)株の大半を日本電産(6594)に売却すると発表。子会社の再 編が進み、グループ全体の収益力向上につながるとみられた。みずほインベス ターズ証券の石田雄一アナリストは、「日立の連結業績全体に対するインパク トは大きくないが、子会社の再編が現実化してくるとの期待を高めた」と評価。 日本サーボは40%高の282円ストップ高。1300万株超の買い注文を残した。

全日本空輸(9202):大阪・伊丹空港から高知空港に向かっていた小型旅 客機ANA1603便で、前輪が出なくなるトラブルが発生、この日午前10時53 分ごろ、後輪と胴体前部を使って高知空港に着陸した。テレビ各局も同着陸の もようを緊急生中継した。乗客・乗員60人にけががなかったことが明らかに なると、午前10時53分から同11時までに97件、424万株が約定、株価も値 480円まで上昇した。終値は0.9%高の476円。

アマダ(6113):一時4.3%高の1430円まで上昇、1990年10月以来、16年 超ぶりの高値水準を回復した。終値は前日終値と同じ1371円となった。13日 付の日本経済新聞は、主力の板金機械の販売が好調だとして来2008年3月期 の連結経常利益が今期推定比12%増の480億円になるもようだと報道、増配実 施の可能性もあると伝えた。

イビデン(4062)が2.4%高の5960円、TDK(6762)が3.8%高の9650 円:DPF(ディーゼル車黒煙除去フィルター)や事業構造刷新などで将来性 が期待された。ゴールドマン・サックス証券の高山大樹アナリストらは12日 付で、電子部品セクターの投資判断「アトラクティブ(強気)」を再強調、現 状での投資見解として、「7-9月以降は全用途での作り込みによる部品発注 が一気に現れる可能性があるとみて、やや強気度をアップ(する)」とした。

村田製作所(6981):0.6%高の8510円。12日に期末配当の増額を発表。 AV(映像・音響)機器や通信機器向けに積層セラミックコンデンサの需要が 旺盛で、業績伸長が見込まれるなか、好業績を株主に還元する企業との評価も 高まった。07年3月期末の配当予想を従来の40円から50円に10円増額、年 間配当は90円になる。

神鋼商事(8075):1.5%高の415円と続伸。一時423円まで買い進まれ、 2月27日に付けた昨年来高値の428円まであと1%程度の高値水準を付けた。 自動車や造船など国内製造業向けの需要が好調に推移したほか、金融収支の改 善などで利益率も向上、2007年3月期の連結純利益が事前予想比9%増の36 億円に増大、過去最高益を更新する見通しになった。年間配当を5円から7円 に引き上げることもあり、買いが優勢となった。

日成ビルド工業(1916):9.3%高の164円で終了、東証1部上昇率ラン キングで1位に立った。07年3月期に10年ぶりに復配すると12日に発表、業 績や財務状況の好転に安心感を持った向きから買いが入った。このほか東証1 部上昇率ランキングの上位には、不動テトラ(1813)が7.4%高の102円、東 洋建設(1890)が6.0%高の88円などが入り、低位建設株が並んだ。

ザッパラス(3770):大幅続伸。一時16%高の14万7000円を付けた。終 値は5.5%高の13万4000円。占いを中心としたサイトへのニーズが高く、本 業は順調に推移している。こうした中で、株式分割もあって配当が実質的に 600円増えることになり、権利取りや業績成長力を評価した買いが入った。

サイボウズ(4776):午後1時すぎに07年1月期の業績予想修正と増配 を発表、株価はストップ高水準まで急騰した。終値は8.5%高の6万4200円で、 東証1部上昇率ランキングで2位。07年1月期の連結純利益は6900万円とな る見通しで、従来の予想値の3.5倍に相当する。年間配当は73円。従来予想 から14円の増配となる。

メッツ(4744):終値は同12%高の9万3400円で、東証マザーズの上昇率 ランキングでトップ。一時ストップ高まで買い進まれ、2000年5月半ば以来の 高水準に値を戻した。不動産市況の好調を受けて、想定以上に利益率が改善し ている。07年3月期の単独経常益は前期比4.9倍の17億円になりそうだ。

アークランドサカモト(9842):急騰。午後1時14分すぎに7.4%高の 2000円まで上昇、06年4月20日以来の高水準に値を戻した。個人消費の回復 を受けて既存店販売が好調に推移、2007年2月通期の既存店伸長率は速報ベー スで前年同期比4.2%増となった。会社側の前提は下半期で1.8%増だったた め、業績は会社計画を超過して着地したとの見方が広がっている。終値は

6.4%高の1983円。

菱食(7451):3.4%高の2595円と反発。チャート上は06年12月26日 に付けた昨年来安値の2475円からやや戻す動きを見せた。会社側はこの日か ら6月下旬にかけて、発行済み株式総数の1.8%を上限に自社株の取得を行う 計画。買い主体の登場によって需給面で下値不安が和らいだと見られた。

エーザイ(4523):終値は1.0%安の5750円。TOPIX医薬品株指数が

1.1%安となるなかにあって、下げ渋った。主力の認知症治療薬「アリセプ ト」が国内外で好調に推移、2008年3月期も10%超の増益を実現して過去最 高益を更新するとの見方が広がっている。SMBCフレンド証券の高沖聡アナ リストは、08年3月期の連結収益予想を、売上高7380億円、経常利益1350億 円と試算。さらなる業績拡大を期待していた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE