台湾中銀:金利はピークに近づく、インフレ抑制などで-彭総裁

台湾中央銀行の彭准南総裁は12日、10四 半期連続で引き上げられている政策金利がピークに近づいている可能性がある との認識を示した。インフレ抑制や輸出の伸び鈍化を理由に挙げている。

彭総裁は同日、台北でのインタビューで、政策金利がいわゆる中立の水 準に「徐々に近づいている」と述べた。同総裁がメディアのインタビューに応 じたのは過去9年にわたる任期中初めて。

エコノミストらによれば、中銀は今月の政策決定会合で政策金利を現行 の2.75%から引き上げる構えを見せているが、6月の会合ではこの2年余り で初めて金利を据え置く可能性も出ている。台湾の政策金利は現在、日本に次 いでアジアで2番目に低いため、投資家は台湾ドルを売って、より高利回りの インドネシアやインド、オーストラリアの資産に投資している。

アジアの主要な中銀総裁のなかで2番目の長期在職となっている彭総裁 は、2週間に及んだ世界的な株式・債券相場低迷後、「新たな金融危機」は見 られないと語った。

シティバンク(台北)のエコノミスト、レニー・チェン氏は「台湾にイ ンフレ圧力はない」と述べた。同氏は、中銀が今月に利上げし、6月は据え置 くと述べ、「中銀は恐らく、依然として低い金利と相対的に弱い通貨を望むだ ろう」と語った。

彭総裁は、今月の決定会合についての見通しへの言及は控えた。会合の 日時はまだ決まっていない。

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