ニュー・センチュリーのデフォルト、最後でない-ムーディーズ(2)

ムーディーズ・エコノミー・ドット・コム のエコノミスト、ゾルタン・ポズサー氏は12日、破たんに追い込まれる住宅金 融会社はニュー・センチュリー・ファイナンシャルが「最後ではない」との見 方を示した。

サブプライム住宅ローンで米2位のニュー・センチュリーはこの日、同社 が債務の即時返済を求める債権者に対し支払いを行う手元資金がないことを明 らかにし、破たんの観測が一段と高まった。同社株の取引は12日、終日停止さ れた。

ポズサー氏はインタビューに答え、「ニュー・センチュリーは破たんする住 宅金融会社の最初でもなければ最後でもないだろう」として、「リスクは、影響 が広がったときにヘッジファンドや投資家が打撃を受けることだ。これは、金 融システムへの本格的なリスクとなる」と語った。

過去半年には、モーゲージ・レンダーズ・ネットワークUSAやオウンイ ット・モーゲージ・ソリューションズなど約12社の住宅金融会社が閉鎖されて いる。

ポズサー氏は、これから始まる変動金利型住宅ローンの新金利への切り替 えが、サブプライム住宅ローンを提供する住宅金融会社の苦境をさらに悪化さ せるだろうとの見方を示した。ムーディーズ・エコノミー・ドット・コムは格 付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスのグループ企業で、経済・ 金融・国・業界調査を提供している。

ポズサー氏は「現在から2008年終わりまでに間には、およそ8000億ドル (約94兆円)相当の変動金利型住宅ローンの金利が変更されるだろう。現在は 金利変更の動きの最中にある。今後まだ多くのローンで金利変更が控えている。 今年は金利変更の年だ」と語った。

リーマン・ブラザーズ・ホールディングスのアナリストらは、07-08年の 間に約9000億ドルの変動金利型住宅ローンの初回の金利引き上げが訪れると見 積もっている。そのうち6500億ドルはサブプライム住宅ローンだという。

フリードマン・ビリングス・ラムジー・グループによると、証券化された サブプライム住宅ローンのうち、06年12月31日時点で90日以上の延滞となっ ているものや、差し押さえ手続きに入ったもの、既に物件が差し押さえられて いるものの割合は約10%と、05年5月の5.37%から上昇している。

-- With reporting by Lisa Kaplan in New York. Editor: Burgess.

akinoshita2@bloomberg.net Editor: Kasahara 記事に関する記者への問い合わせ先: Michael Lysak in New York at +1-212-617-2372 or mlysak@bloomberg.net. 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Jeff Ward at +1-212-617-8932 or jward@bloomberg.net.

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