シティの日興TOB価格に海外大株主4社が不満-保有合計約26%(3)

米シティグループが提案する日興コーディ アルグループのTOB(株式の公開買い付け)について、新たに海外大株主の加 マッケンジーがシティ提示の1350円を不満とする考えを表明していることが分 かった。これでTOBへの拒否方針を明らかにした海外大株主は4社となり、日 興株保有分では全体の26%超に達した。

関係者によると、日興株5.7%を保有するマッケンジーが11日までに日 興・シティ側にTOB価格への不満や拒否の意向を伝えてきたという。シティが TOB計画を発表した6日以降、すでに米ハリス・アソシエイツ、サウスイース タン・アセット・マネジメント、オービス・インベストメント・マネジメントが 「日興株は2000円の価値はある」などと、拒否方針を表明していた。

現在、日興株の55%は外国人投資家が保有。このうちハリスが約7.5%、サ ウスが約6.6%、オービス6.8%、マッケンジー5.7%など外資系ファンドが大株 主に名を連ね4社の合計は26.6%となる。一方、日興とシティの合弁証券会社 とも業務提携しているみずほフィナンシャルグループも日興株を4.8%持ってお り、動向に関心が集まっている。

これら海外投資家の考えなどについて、日興広報部の和田慎一氏とシティ広 報担当の吉次厚子氏は、それぞれコメントできないとしている。

日本の富裕層や欧米投資家へ助言するコマツ・ポートフォリオ・アドバイザ ーズの小松徹代表取締役は、シティのTOBの成否について「日興株が上場廃止 ならば、個人投資家や機関投資家は売却に動くと予想され失敗の可能性は低い」 とみる。一方で上場廃止が未確定なほか「これら海外ファンドが今後も日興株を 買い進める可能性があり、TOBの成否は流動的で今後も注目される」という。

日興コーデ株は前週末比2円(0.1%)安の1408円(午後2時1分現在)。

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