日本ビクター売却:松下が入札実施、米ファンド2社が一騎打ち-日経

10日付の日本経済新聞朝刊は、松下電器産 業が9日に、業績が低迷している子会社日本ビクターの売却先候補を選定する 入札を行い、米大手投資ファンドのTPG(旧テキサス・パシフィック・グル ープ)と同じく米投資ファンドのサーベラスの2社が応札したもようだと報じ た。入札実施は売却プロセスの透明性を高めるためで、松下は提示価格やビク ターの再建策などを比較し、月内決着に向け交渉相手を1社に絞る方針という。 取材源は明確にしていない。

報道によると、両社の入札価格は不明だが、資金力が大きく全株の買収を 検討しているTPGが、ビクター経営陣によるMBO(自社買収)に資金提供 して独立を支援するプランを掲げたサーベラスよりも高い1株あたり価格を提 示したとの見方がある、という。

松下は現在、ビクター株全体の52.4%に相当する1億3322万7000株を保 有。9日終値の597円を基準にすれば、保有株の時価は795億円となる。

入札実施については日経以外の各紙も報じているが、松下の広報担当者の 門田晃氏は「何も決まっていない」とする、従来のコメントを繰り返している。

(日本経済新聞朝刊11面)

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