中国財政相が外貨準備運用機関の新設を表明、楼継偉氏が責任者か

中国の金人寿財政相は9日の記者会見で、1 兆700億ドルに上る外貨準備の運用の一部を担う新機関を設立し、シンガポール の政府系投資会社テマセク・ホールディングスと同様の方式で企業へ投資する方 針を明らかにした。

財政相は、テマセクなどの例に倣い、外貨準備の「利益を最大にすること」 を目指すと述べた。中国人民銀行の元貨幣政策委員、余永定氏によると、6日に 財政部副部長(財務次官)から国務院副秘書長に昇格した楼継偉氏(56)が、新 機関の責任者になる。

2人の中国当局者によると、楼氏が運用を担当する額は2000億ドル規模に なる可能性がある。

財政相は、人民銀の組織である国家外為管理局(SAFE)が引き続き「通 常の」水準の外貨準備を運用すると述べたが、詳細は明らかにしなかった。

財政相は楼氏が新機関の責任者になるかについての確認も差し控えた。外貨 準備の配分の詳細にも触れていない。

中国は外貨準備をより効率的に国内経済を支援する形で運用する方法を模索 しており、企業や鉱山、油田、ガス田への出資を検討している。現在の外貨準備 運用は主に米国債投資で行われており、その結果、中国は世界2位の米国債保有 国になっている。

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