ユーロ圏の10-12月期GDP:前期比0.9%増に加速-輸出好調

欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット) が6日発表した2006年10-12月(第4四半期)のユーロ圏13カ国の実質国内 総生産(GDP)速報値は前期比0.9%増と、7-9月期の0.6%増(改定値) から伸びが加速した。3.7%増と6年ぶりの高い伸び率となった輸出が寄与した。

GDPはブルームバーグが実施したエコノミスト調査でも0.9%増と見込ま れていた。前年同期比も3.3%増と、エコノミスト予想と一致した。

輸出の増加が寄与し、06年のユーロ圏成長率は2000年以来の高水準となっ た。企業は海外需要に応じるため支出と雇用を拡大し、失業は過去最低水準に低 下。低い失業率は07年の経済成長を支えている。

ABNアムロのエコノミスト、ダリオ・パーキンス氏(ロンドン在勤)は、 ユーロ圏経済について、「ある意味で昔ながらの輸出主導型の景気回復だ」と指 摘。その上で、「輸出が企業業績を押し上げ、投資と雇用の回復を促した。現在 は最終段階である個人消費の回復を待っているところだが、すでに持ち直しの兆 候がある」と述べた。

ユーロスタットによれば、06年10-12月期の企業投資は前期比1.2%増、 個人消費は同0.6%増だった。

1月のユーロ圏小売売上高は前月比1%減と、予想の0.4%減を上回る減少 となった。付加価値税引き上げが個人消費を抑制したドイツの5.1%減が響いた。

欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーであるウェーバー独連銀総裁は 先週、今月8日に予想されている3.75%への利上げ後もさらなる利上げを支持 する可能性があると述べた。

ただ、投資家の間ではECBが9月までに政策金利を4%に引き上げる公算 は後退している。3カ月物EURIBOR金利先物(9月限)のインプライド金 利は6日、4.02%と2月26日の4.13%から低下した。

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