クレディ・スイスのカレロ氏:新規公開株の需要予測難しい-株急落で

クレディ・スイス・グループの投資銀行部 門の新責任者に就任するポール・カレロ氏は5日、世界の株式相場の過去1週間 の下落を受け、2007年のアジアの株式発行が過去最高を記録した昨年水準に達 するかどうかを予測することは一段と難しくなったと述べた。

カレロ氏は昨年5月、06年のアジア株発行額が過去最高を記録すると正確 に予想していた。同氏は5日にシンガポールでインタビューに応じ、「今年も過 去最高を記録するかどうかは、市場動向や相場のボラティリティ(変動率)と不 確実性にいくらか左右されるだろう」と述べた。

中国株は2月27日、1日の下落率としては過去10年で最大を記録。世界 の株価急落の引き金を引いた。モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナ ショナル(MSCI)アジア太平洋指数は過去1週間で6%下落したため、投資 需要は損なわれる可能性がある。

クレディ・スイス・グループは昨年のアジア太平洋地域の株式引き受けラ ンキングで8位。昨年の新規公開株人気のピークだった中国工商銀行による10 月のIPO(新規株式公開)で、クレディ・スイスはアドバイザーを務めていた。

カレロ氏は、投資家の選別の目が厳しくなったとしても、「市場の流動性 は高いため、良い案件には引き続き、相当の需要が見込まれる」とも述べた。

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