金融相:活性化した市場への転換望む-日興の米シティ傘下入り(2)

山本有二金融・再チャレンジ担当相は6日 午前の閣議後の記者会見で、不正会計問題で揺れる日興コーディアルグループ が米シティグループの傘下に入ることで近く合意する見通しとなったことにつ いて「これをきっかけに証券業界の新たな動き、活性化する市場への転換を望 む」と述べた。

山本金融相は「(日興の米シティ傘下入りは)なんら決定、発表された事 実はない。民間金融機関同士の経営判断に属する事柄で金融庁としてのコメン トは現段階では差し控えたい」としながらも「かつて英のサッチャー元首相が 英国企業を守るのではなく英国市場を守りたいと言ったように私もその観点に 立っている」と述べ、3大証券の一角への外資の積極関与を容認する姿勢を示 した。

また、東京証券取引所が日興コーデ株を上場廃止にする方向で最終調整に 入ったとの報道が相次いだことについては「証券取引所において判断されるべ き事項でありコメントは差し控えたい」とした。そのうえで「上場廃止になる かならないかについての判断を正確に東証にお願いし、かつその説明責任をし っかり全うしていただきたい」と付け加えた。

足元の株価下落に関連して「わが国経済の動向を見ると企業部門の好調さ が持続する点やファンダメンタルズがしっかりしており、世界経済が引き続き 堅調に拡大している点を踏まえるとあくまで一時的な調整局面であるとの認識 は変わらない」との見方を示した。

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