英HSBC:米サブプライム市場は「不安定」-利益の足かせに

時価総額で欧州最大の銀行、英HSBCホ ールディングスは5日、米国のサブプライム市場は「不安定」で「下向き」の 状態にあると指摘し、同社の利益に大きな足かせとなっているとの見解を示し た。

ダグラス・フリント最高財務責任者(CFO)は5日、ロンドンでアナリ ストらに対し、信用履歴が平均を下回る借り手向けのサブプライム住宅ローン 業務からの収入は今年、鈍化するとの見通しを示した。マイケル・ゲーガン最 高経営責任者(CEO)はこの日の電話会議で、「安定した市場ではない」と 述べ、「浮き沈みがあるものであり、今は下向きだ」とし、さらに金利が上昇 したり、住宅価格が下落すれば、HSBCは貸倒引当金の積み増しを余儀なく されるとの見解を示した。

HSBCが同日発表した2006年7-12月(下期)純利益は、前年同期比

5.7%減の70億600万ドルだった。米国でのローンの焦げ付きが増加したのが 減益の主因。北米の不良債権は下期に51%増加して46億ドルとなり、同行全体 の3分の2強を占めた。

ゲーガンCEOは、米国でのデフォルト(債務不履行)急増は、同行がほ かのサブプライム住宅ローン会社と同様に高リスクの融資を実施したことを意 味するわけではないと説明。米国のローン問題を解決するには2、3年必要で あり「一晩では不可能だ」と語った。

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