米フリーモント・ゼネラル、サブプライム住宅ローン事業から撤退へ

米住宅金融会社ニュー・センチュリー・フ ァイナンシャルは2日、刑事捜査の対象になっていることを明らかにし、同業 の米フリーモント・ゼネラルは規制当局からの融資停止命令に合意した。サブ プライム住宅ローン(信用度の低い個人への住宅融資)問題の拡大が背景にあ る。

ニュー・センチュリーがこの日、米証券取引委員会(SEC)に提出した 資料によると、同社に対する捜査は会計処理と証券トレーディングが焦点とな っている。フリーモントは、規制当局から返済不能な借り手に対する住宅融資 を停止するよう命じられたことを明らかにした。同社はまた、サブプライム住 宅ローン事業から撤退の意向を表明した。

クレジットサイツのアナリスト、デービッド・ヘンドラー氏(ニューヨー ク在勤)は「原則と基準の欠如を示しているに過ぎない」と指摘、「保守的な 基準を守ろうとするような大きな動きはなかった。そうした状態は市場の安全 性にとって危険なことだ」と語った。

サブプライム住宅ローンのデフォルト(債務不履行)の急増に伴い、2006 年初め以来、少なくとも20の住宅金融会社が事業閉鎖や身売りを迫られてい る。米連邦預金保険公社(FDIC)と米連邦準備制度理事会(FRB)など の銀行監督当局はこの日早く、信用度の低い借り手を対象としたサブプライム 住宅ローンについて指針を発表し、ローン引き受け基準の一層の精査と消費者 に対する情報開示の徹底を呼び掛けた。

ニュー・センチュリー株はこの日のニューヨーク市場で1.20ドル (7.6%)安の14.65ドルで終了。捜査についての発表後の時間外取引では一 時10.60ドルまで下げた。フリーモントは4.3%安の8.71ドルと、今年に入り 46%下落している。

-- With reporting by Justin Baer and Jody Shenn in New York. Editor: RBGreen (ehs/rik)

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