大田経財相:「物価めぐる状況に変化ない」-消費者物価横ばい(2)

大田弘子経済財政政策担当相は2日午前の閣 議後会見で、1月の日本の全国消費者物価指数(CPI)のうち生鮮食品を除く コア指数の伸びがゼロ%となったことについて、「物価をめぐる状況は変わって いない」と述べるとともに、デフレ脱却に関しても「考えは変わっていない」と 語り、「視野には入っているが、後戻りしないよう注意して見ていく」との従来 の姿勢に変化がないことを明らかにした。

変化がないとした理由については「需給ギャップは若干プラスだが、ならし てみるとまだ横ばい。単位労働コストもまだマイナスにある」と説明した。

同経財はまた、為替が1ドル=117円台と高騰していることについては、 「日本経済の基調は変わらず、それほど大きく影響することはない」と語った。 世界同時株安の影響を受けた日経平均株価の大幅な下げについて、「株価の水準 についてはコメントを控えたい」とした上で、「日本経済のファンダメンタルズ (経済の諸条件)は変わっていない」と指摘した。米国経済に関しても、2月の ISM製造業景況指数が比較的良かったことに言及、「基調は変わっていない」 と述べた。

このほか同相は、経済に対する株安の影響は限定的かとの質問に対しては 「マーケットの動きや変動要因、今後の影響については政府としてのコメントを 控えたい」と述べるにとどめた。

総務省が2日発表した1月の全国のコアCPIは前年同月比で横ばいだった。 昨年12月は同0.1%の上昇で、7カ月連続で上昇していた。最近の原油価格の反 落を受けて、灯油、ガソリンなど石油製品の下落が続いているのが影響した。ま た、2月の東京都区部(中旬速報値)のコア指数も同横ばいだった。ブルームバ ーグ・ニュースが民間エコノミスト39人を対象に調査したところでは、1月の全 国コアCPIは同横ばいが見込まれていた。

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