新興市場株:3日続落、世界的景気減速懸念で主要途上国株売り(2)

1日の世界の新興市場株式相場は3日続落。 世界的な景気減速懸念を背景に、主要途上国の株式市場で売りが優勢となった。

ロシアや中国、トルコの株価指数はそれぞれ前日比2.8%を超える下げを演 じた。モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)新 興市場指数の2月26日以降の下落率は6.2%に達した。ブラジル株の指標のボ ベスパ指数は前日比0.9%安。世界的な株安の引き金となったのは、2日前の中 国株の急落と1月の米耐久財受注がエコノミスト予想を下回ったことだ。

WestLBで新興市場株約20億ドルの運用に携わるビル・ラドマン氏 は、「投資家が殺到していた市場が最大の急落を見せている」と指摘した。「経 済的リスクの可能性をめぐっては、欧州の方が問題だ。それにはロシアやトルコ が含まれるだろう」と述べた。

MSCI新興市場指数は1日、前日比1.5%下落。前々日は3.1%安、前日 は1.8%安で、この3日間の下落率は昨年6月13日以降で最大となった。

中国株の指標の上海・深セン300指数は1日、企業業績に比べて株価は割高 との見方が広がり、前日比で2.8%下落した。ロシア株は3日続落。エネルギー 大手のガスプロムやルクオイルなどが下げを主導した。MICEX総合指数は前 日比4.3%安の1583.28。ブラジルのボベスパ指数は375.40ポイント安の

43516.91。鉄鉱石大手のバレ・ド・リオドセ(CVRD)が下げを主導した。

トルコのイスタンブール証券取引所ナショナル100種指数も3日続落し、前 日比4.5%安の39588.24。マレーシアや台湾、南アフリカ、香港、シンガポー ル、イスラエル、ポーランド、ハンガリー、ヨルダン、アルゼンチンなどの株価 指数も下落した。

メリルリンチの新興市場ストラテジスト、マイケル・ハートネット氏は前日 付のリポートで、リスク回避姿勢の高まりから最も影響を受けているのは、新興 市場ファンドによって買われ過ぎの状態にあった中南米や中国、東南アジア、ト ルコだと指摘している。

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