ヘッジファンドのアルテミス:銀投資へ3億ドル調達-相場上昇見込む

アルテミス・キャピタル・マネジメント の設立者、チャールズ・スパポドック氏(38)は、主に銀に投資するヘッジフ ァンド設定へ3億ドル(約350億円)の調達を目指している。銀の現物相場は 2003年以降、3倍に上昇している。

スパポドック氏は、ニューヨークからの電話インタビューで、アルテミ ス・キャピタル・マネジメントが投資顧問を務める「アルテミス・シルバー・ ファンド」は、資金の約8割を銀投資に向ける予定。残りは、金やニッケル、 ウランなどの金属に投資する。

同ファンドの運用に携わる予定のスパポドック氏は「銀や金相場はまだ、 最高値に近い水準にあるとは思えない」と述べ、「これらの商品の多くは、鉱 山からの年間生産量と需要見通しの間にギャップがあり、そのギャップは数年 間縮小することはないだろう」との見方を示した。

業界団体の銀協会によると、銀需要は1996年以降、毎年供給を上回って いる。05年の鉱山の銀生産は3%増の6億4160万オンスで、消費量の8億 6440万オンスを下回った。需給のギャップは主に銀スクラップで賄われた。

銀の現物相場は、03年初め以降、3倍に上昇し、1オンス当たり14.20 ドルとなっている。銀の上昇率は金の92%、ダウ工業株30種平均の62%をそ れぞれ上回っている。

スパポドック氏は01年、銀に投資する個人口座の運用を開始。同氏によ ると、ファンドのリターン(投資収益率)は年率平均50%を上回る。07年に アルテミス・キャピタルを設立した。

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