06年の手数料収入、シティが1位維持-株式はゴールドマンが1位奪取

ウォール街の景気は良くなる一方だ。シティ グループ、ゴールドマン・サックス・グループ、モルガン・スタンレー、JP モルガン・チェース、メリルリンチを先頭に、投資銀行はブルームバーグ・ニ ュースが記録を開始して以来で最高額の手数料を受け取っている。

ブルームバーグ・ニュースは2006年に世界の証券会社がM&A(企業の合 併・買収)助言業務や株式・債券の引き受けで受け取った手数料を集計した。 これに基づき、3回目の「最も稼いだ投資銀行年間トップ20」のランキングを まとめた。

数十億ドル規模の株式募集・売り出しや過去最大規模のレバレッジドバイ アウト(LBO)を背景に、トップ20社の2006年の収入は記録を更新した。

ブルームバーグ・データによると、シティグループを先頭に証券会社は06 年、M&A助言と証券引き受けで710億ドル(約8兆4000億円)の手数料を稼 いだ。同金額は前年の531億ドルから34%増え、ブルームバーグが統計を開始 した1999年以来で最高だった。ナスダック(店頭市場)総合指数が85%上昇 して最高値を付けた2000年に比べても55%多い。

各社はわずかな差で順位を競い合い、競争は激しさを増している。チャー ルズ・プリンス最高経営責任者(CEO)が率いるシティグループは3年連続 で首位の座を保ったが、株式引き受けでは3位に転落した。債券引き受けで1 位の同社の06年手数料収入は58億ドルと、前年の44億ドルから32%増えた。

ロイド・ブランクフェインCEOが率いるゴールドマンの手数料収入は56 億ドル。シティとの差はわずか3%で、05年の5%からゴールドマンが差を詰 めた。

ゴールドマンはM&Aアドバイスで3年連続の首位を維持したほか、株式 引き受けでも1位の座をもぎ取った。今やシティとゴールドマンは余りに接近 し、数件あるいは大型の案件1件でも順位が逆転する可能性がある。

手数料ランキングはモルガン・スタンレーが52億ドルで3年連続3位。47 億ドルのJPモルガン・チェースが再び4位、メリルリンチも45億ドルで3回 目の5位と、上位は動かなかった。上位10社のうち8社の順位は05年から変 わっていない。

ブルームバーグ・ニュースは1999年から、投資銀行が世界で稼いだ手数料 を集計している。すべての収入が明らかにされているわけではないが、総額は 規制当局の届け出で開示された額から推計した。

ランキングの詳細は添付ファイルの通り(画面上の赤いバーの「添付ファ イル」をクリックして参照してださい)。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE