【今日のチャート】ゴールドマンは投資家のリスク離れへの耐久力大

時価総額で世界最大の証券会社、米ゴール ドマン・サックス・グループは、投資家によるリスク回避志向の高まりに対し、 同業他社よりも大きな耐久力がある。米メリルリンチのアナリストはこのよう な見方を示した。

メリルのアナリスト、ガイ・モスコウスキー氏とスチュワート・グラハム 氏は28日に発表した顧客向けリポートで、ゴールドマンを含めた米欧の証券会 社5社の投資判断を「ニュートラル(中立)」と、従来の「バイ(買い)」か ら引き下げた。引き下げられたのはほかに、リーマン・ブラザーズ・ホールデ ィングス、ベアー・スターンズ、ドイツ銀行およびクレディ・スイス・グルー プ。

モスコウスキー氏は「これら5社すべてについて、長期的な成長見通しは 依然、非常に明るい」とした上で、ゴールドマンは「大半の同業他社よりも、 現在の状況に対する耐久力が大きい。住宅ローン事業とのかかわりが小さく、 商品へのかかわりが大きいからだ」と書いている。

きょうのチャートは、ゴールドマンの株価の推移だ。同社株は2003年3月 の63ドルから、07年2月20日の220.94ドルへと上昇してきた。21日から5 営業日は下落、27日には中国株の急落を受けて大幅に下げた。

4年間の傾向(水色の線)は、178ドルへの「平均回帰」を示唆している。

メリルのアナリストらは、ゴールドマンの2008年度利益を1株当たり18.28 ドルと見積もっている。アナリスト予想平均は20.55ドル。メリルはゴールド マン株のボラティリティ(変動)リスクはミディアム(中位)、配当性向は「安 定している」とみている。

メリルを加え7社が、ゴールドマン株の投資判断を「ニュートラル」また は「ホールド(保有)」としている。買い推奨は13社。「セル(売り)」を勧 めるのはポルタレス・パートナーズ(ニューヨーク)のアナリスト、チャールズ・ ピーボディ氏ただ1人だ。ブルームバーグ・データによると、同氏はゴールド マンの株価が112.93ドルだった05年4月に売りを勧めた。さらに、202ドルだ った06年12月にも「売り」判断を据え置いている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE