高リスク住宅ローンのデフォルトの影響は悪化の一途へ-運用者

不動産ファンドの好成績を10年にわたって 維持しているケネス・ヒーブナー氏は28日、高リスク住宅ローンのデフォルト (債務不履行)による米経済への打撃は今後、悪化の一途をたどるだろうとの 見方を示した。

同氏はボストンのオフィスから電話インタビューに答え、「サブプライム住 宅ローンの残高は1兆ドルだ。巨額のデフォルトが発生するだろう」として、「住 宅市場の現状が暗いというならば、それは夜明け前の暗さではなく真っ暗闇の 前の暗さだ」と語った。

キャピタル・グロース・マネジメントの共同創業者の同氏は、サブプライ ム住宅ローン市場は、米住宅抵当金融投資会社のフレディマック(連邦住宅貸 付抵当公社)などがそのようなローンの債権の買い取りを停止することにより、 「閉鎖」状態になる可能性があると指摘した。22日のバークレイズ・キャピタ ルのリポートによると、延滞とデフォルト率は少なくともこの7年で最高とな っている。

ヒーブナー氏は、米経済は減速するが、リセッション(景気後退)入りす ることはないだろうと予想し、「グリーンスパン前米連邦準備制度理事会(FR B)議長には同意できない」と述べた。AP通信によると、前議長は今週の講 演で、景気拡大が終わろうとしている兆候があると述べていた。

ヒーブナー氏はまた、株式の上昇相場は終わっていないとして、27日の下 落は短期的なものだとの考えを示した。

調査会社モーニングスターによると、ヒーブナー氏のCGMリアルティ ー・ファンドは過去10年、平均でプラス20%の運用成績を上げ、大半の不動産 ファンドを上回っている。

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