インド06年10-12月期GDP成長率、8.6%に鈍化-農産物不振

インド中央統計機構(CSO)が28日発 表した2006年10-12月(第3四半期)の国内総生産(GDP)は、前年同期 比8.6%増となった。雨季の降雨が不十分で農産物に悪影響が出たことから、成 長率は前四半期の9.2%から鈍化した。農業はインド経済の約2割を占める。

アナリスト予想は9.3%成長だった。産業別の伸び率は、農業生産が1.5% となり、7-9月期の1.7%や4-6月期の3.4%から減速。製造業生産の伸び は10.7%と、前四半期の11.9%を下回った。

スタンダード・チャータード銀行(ムンバイ)のエコノミスト、シュチ タ・メータ氏は、「農業生産の鈍化がインドの経済成長率を押し下げた」と述べ、 「工業やサービス産業の成長は引き続き力強い。インフレ率は高止まりする見通 しであるため、4月に追加利上げが予想される」と語った。

インドのインフレ率は農作物の不足や景気加速を背景に2年ぶりの高水準 にあり、貧困層の購買力が低下し、与党国民会議派に対する有権者の支持を損な っている。インド政府は28日、価格上昇を抑制するため、主食である小麦とコ メの先物取引を禁止した。

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