クライスラー、奇瑞汽車との提携強化を計画-売却交渉は別途に継続

ドイツの自動車大手ダイムラークライスラ ーのクライスラー部門は、中国の自動車メーカー、奇瑞汽車との間で、共有部 品や協力車種の拡大を含む提携強化に向け交渉している。事情に詳しい複数の 関係者が27日までに明らかにした。

関係者によると、変速機などを含む部品についての協議は進展した段階に ある。また、関係者は匿名を条件に、ダイムラーがクライスラー部門売却に向 けた交渉も継続していると述べた。クライスラーは2006年12月に、中国から の小型車輸出計画のパートナーに奇瑞汽車を選んだ。両社はこの車種の拡大に ついて協議しているという。ダイムラーのディーター・ツェッチェ最高経営責 任者(CEO)は2月14日、クライスラー部門について「あらゆる選択肢」を 議論する方針を示していた。

関係者によると、ダイムラーは米ゼネラル・モーターズ(GM)を含む複 数の社とクライスラー売却の協議も行っている。協議はまだ初期段階にあり、 今後さらに買い手候補が現れる可能性があるという。

グローバル・インサイトのアナリスト、レベッカ・リンドランド氏は、「ク ライスラーは両面作戦で、GMとの交渉を開始する前の戦略も続行しているの だろう」として、「中国に地歩を築きたいと考えるのは理にかなったことだ」と 指摘した。

クライスラーのトム・ラソーダ最高経営責任者(CEO)は14日に、全世 界での提携拡大を収益力回復計画の柱の1つに挙げていた。クライスラーの広 報担当者は奇瑞汽車との提携拡大交渉についてコメントを控えた。

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