米アイカーン氏の「不人気」株買いで、空売りの投資家が打撃

米資産家カール・アイカーン氏は「不人 気」銘柄を好んでおり、自動車内装部品メーカーのリアや不動産会社WCIコミ ュニティーズの株式を買い付けた。これは値下がりを見込み、空売りを出してい た投資家(ショートセラー)に打撃を与えている。

リア株はアイカーン氏が2月5日に1株当たり36ドルでの買収を提示した 後、2005年8月以来の高値を付けた。WCI株は同氏が20日前に15%保有して いることを開示したのを受けて、8カ月ぶり高値を付けた。

アイカーン氏は過去にも、割安と判断した株式を購入してきた。同氏はその 上で、経営陣に取締役会の人数を拡大させたり、自社株買い戻しの実施や株価浮 揚のために経営戦略変更を迫ってきた。

UBSセキュリティーズとクレディ・スイスは利益回復が見込めないとの懸 念を理由に、投資家にリア、WCIの株式を売るよう勧めたことから、両銘柄は 先月米市場で最も空売りが出ていた。

アイカーン氏は電話インタビューに対し、「私は空売りのデータにはほとん ど注意を払わない」と述べたが、リアとWCIに関しては論評を避けた。

テクノマート・インベストメント・アドバイザーズのジョゼフ・パーンズ社 長はアイカーン氏について、「株価の研究で非常に洞察力があり、通常は隠れた 価値がある企業を追い求める」と指摘した。アイカーン氏はリアの株価が過去最 安値を付けた06年1-3月(第1四半期)に同社株を買い始めていた。

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