米GM、クライスラーとの提携で独ダイムラーと交渉の序盤-関係者

自動車メーカー最大手、米ゼネラル・モー ターズ(GM)は、独ダイムラークライスラーのクライスラー部門との提携に ついて、ダイムラーと交渉している。事情に詳しい複数の関係者が15日までに 明らかにしたもので、共同での新車開発などにつながる可能性もある。

関係者が匿名を条件に述べたところによると、両社の交渉は約1カ月前に 始まったもので、交渉が進めばシャーシ設計の共通化や開発コスト削減につな がる可能性もある。

ダイムラーは14日、不採算の米部門、クライスラーについて「あらゆる選 択肢」を検討していることを明らかにした。

調査会社グローバル・インサイトのアナリスト、ジョン・ウォルコノウィ ッツ氏は「GMはより先進的な技術を持っており、クライスラーは得るものが 大きい」として、「どのような交渉でもGMは強いパートナーとなるだろう」 と話した。

米市場のシェア縮小に悩むGMとクライスラーは、提携により開発コスト が減り、損失に歯止めがかかる公算がある。GMとクライスラーの広報担当者 はコメントを控えた。

独誌マネジャー・マガジンは14日、GMがクライスラー買収の可能性も視 野にダイムラーと交渉していると報じた。ダイムラーのディーター・ツェッチ ェ最高経営責任者(CEO)は同日の記者会見中、この報道についてのコメン トを控えた。

関係者によると、現在のところ交渉は北米での事業を対象に、新車やエン ジンの共同開発の可能性を探る内容だという。合意には至らない可能性もある と関係者は述べた。

GMのリック・ワゴナーCEOは2006年10月に、カルロス・ゴーン氏が 率いるルノーと日産との提携を拒んだ。

クライスラーは14日、北米で1万3000人を削減しデラウェア州の工場を 閉鎖する計画を示した。08年の黒字復帰を目指す。同部門の06年損益は15億 ドルの赤字だった。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE