上海銅先物:3営業日ぶり反落-世界の在庫増で需要後退懸念高まる

13日の上海銅先物相場は3営業日ぶりに 反落している。世界の銅在庫が引き続き2004年6月以来の高水準に近い水準 にあることから、供給が需要を上回るとの懸念が高まった。

米住宅業界の低迷などにより、銅相場は昨年付けた過去最高値から約35% 下落している。ロンドン、ニューヨーク、上海の取引所の指定倉庫の銅在庫は 12日、年初来で13%増の27万5532トンと、8日時点の27万5619トンをわ ずかに下回る水準となった。

中国税関当局の12日の発表によると、中国の1月の銅と銅製品の輸入は 前年同月比44%増となった。また、オーストラリアのマッコーリー銀行は13 日付の電子メールのリポートで、中国の1月の精錬銅の輸入は13万2000トン と、06年の月間平均である6万9000トンのほぼ2倍になったと予想している。

五砿実達期貨のアナリスト、李玲氏は13日のインタビューで「中国の春 節(旧正月)の祝日に備えた、国内加工業者による在庫の積み増しが予想より 少ないため、輸入が増加しているにもかかわらず需要は鈍化している」と指摘。 多くの加工業者は相場のさらなる下落を見込み、在庫を積み増すのではなく必 要な時点で購入することを選択しているとの見方を示した。

上海先物取引所の銅先物相場4月限は、前日比最大730元(1.4%)安の 1トン当たり5万1640元。上海時間午前10時56分現在、5万2080元で取引 されている。

LMEの銅先物相場(3カ月物)は、上海時間午前10時56分現在、前日 比45ドル(0.8%)高の1トン当たり5515ドル。昨年5月11日には過去最高 値の8800ドルに達した。

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