スイスのUBS:10-12月期は47%減益、予想より落ち込み小幅

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資産規模で欧州の銀行最大手、スイスの UBSが13日発表した2006年10-12月(第4四半期)決算は、株式トレー ディング収入や富裕層向け資産運用ビジネスの手数料収入が伸び、アナリスト 予想よりも小幅な減益にとどまった。

純利益は前年同期比47%減の34億1000万スイス・フラン。前年同期は 64億9000万フランだった。同社は前年同期に資産運用4部門の売却益37億 スイス・フラン(約3591億円)を計上していた。継続事業ベースの利益は前 年同期比18%増の30億6000万フラン。

ブルームバーグ・ニュースがアナリスト13人を対象にまとめた調査中央 値では、純利益は27億9000万フランと見込まれており、同予想を上回った。

ピーター・ウフリ最高経営責任者(CEO)率いるUBSは昨年、債券 や商品トレーディングの拡充や米プライベート・バンキング顧客の拡大を目指 し、買収に約40億ドルを投じた。減益決算となったものの、株式相場の最高 値更新を追い風に、運用資産は同四半期に13%増加し2兆9900億フランに 達した。

部門別では、ウェルス・マネジメント部門(米国を除く)の利益が27%増 の14億2000万フランとなり、アナリスト予想の13億2000万フランを上回 った。旧ペインウェバー・グループを含む米国のウェルス・マネジメント部門 の税引前利益は1億7400万フランとなり、前年同期の8300万フランから拡 大した。

証券部門の利益は13億6000万フラン(前年同期13億7000万フラン) に減少。アナリスト予想中央値の14億5000万フランを下回った。同部門は グループ全体の利益の約44%を占める。スイスの消費者向け金融部門の利益 は前年同期比10%増の5億9700万フラン。グローバル資産運用ビジネス部 門の利益は同31%増の4億フラン。

UBSはまた、今後3年で最高160億フラン相当の自社株を買い戻す計 画も明らかにした。06年の配当は1株当たり2.2フランとし、前年の1.60 フランから38%引き上げる計画。

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