米企業の増益率は4年ぶり低水準-フォードやプルトの業績低迷響く

米企業の昨年最後の四半期の増益率は約4 年ぶりの低水準だったようだ。自動車大手フォード・モーターの記録的な赤字 のほか、石油会社オキシデンタル・ペトロリアムや住宅建設大手プルト・ホー ムズの減益が響いた。

ブルームバーグの集計データによると2月9日現在、S&P500種採用企業 の昨年第4四半期(四半期の開始・終了月は企業ごとに異なる)の平均増益率 は9.7%となっている(全体の75%が発表を完了した時点)。増益率が最終的 に10%を割り込めば、2002年第3四半期以来、約4年ぶりとなる。

S&Pの株式ストラテジスト、アレック・ヤング氏は「長く続いた2ケタ 増益の記録がストップしそうだ」と語った。

プルトなど住宅建設会社は過去15年で最大の住宅価格の値下がりに打撃を 受けた。オキシデンタルやスノコなど天然ガス会社や石油精製会社にもエネル ギー価格低下の悪影響が及んだ。一方、米証券最大手のゴールドマン・サック ス・グループや、化学メーカーのデュポン、アルミ最大手のアルコアは大幅増 益を記録した。

ただ、エネルギー生産、住宅建築の一部の業界や関連の企業の今後の業績 は、さほど大幅に伸びない可能性がある。石油最大手の米エクソンモービルが 1日発表した06年10-12月(第4四半期)決算が4.3%減益だったのを受け、 ジャームズ・インベストメント・リサーチのファンドマネジャー、バリー・ジ ェームズ氏は、世界の原油「需要はさほど強くない」と指摘。「米景気が減速 すれば、エネルギー業界に波及することになる」との見通しを示した。

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