福井日銀総裁:2月会合で一層詰めた議論-世界経済への貢献意識

日本銀行の福井俊彦総裁は7カ国財務相・中 央銀行総裁会議(G7)に出席するため訪問中のドイツ・エッセンで現地時間の 9日夜、初日の日程終了後に会見し、今月20,21日の金融政策決定会合につい て、「いつもかなり詰めた議論をしているが、今回もより一層詰めた議論をした い」と語った。

福井総裁はまた今回のG7について、「私としては日本経済について、世界 経済の安定的な成長により良く貢献できるような方向を強く意識しながら金融政 策運営をしたいと説明する」と述べた。

為替については、「世界経済を議論するときいろいろな角度から為替も当然 話題になる。今回も話題になるだろうと思う。どういう角度から、議論されるか、 始まってみないと分からない」と語った。

福井総裁はその上で、「金融政策はやはり、国内の経済・物価を中心的な視 野に収めながら、物価安定の下での持続的な経済成長を確保していくことにつき る。為替を含む市場の動きは、また、翻って経済・物価に影響を及ぼすので、そ こまで十分視野に入れて、金融政策をやっていく。これは中央銀行仲間では当然 のことだ」と述べた。

2月20,21の金融政策決定会合については、「前回会合から内外経済指標 が出ている。海外は特に、米国がソフトランディングの可能性を一段と高めてい る。世界経済は全体として、一段と良い方向に動いている印象を持っている。国 内経済は生産・所得・支出の好循環が働き続けていると前から言っているが、引 き続きそうなっている」と指摘。その上で、「出ているデータを過去につなぎ合 わせ次の会合では、好ましい先行きの日本経済の動きの蓋然性について、各委員 の間で、しっかり議論したい。いつもかなり詰めた議論をしているが、今回もよ り一層詰めた議論をしたい」と述べた。

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