社債保有リスク1カ月で最大の上昇-HSBCの住宅ローン債権劣化で

クレジット・デフォルト・スワップ(CD S)市場が示唆する米社債の保有リスクが8日、1カ月で最大の上昇となった。 米国の住宅金融大手2社が予想以上の貸し倒れ増加を明らかにしたことから、 不安が高まった。

ダウ・ジョーンズ・CDX北米クロスオーバー指数によると、債務1000万 ドルの保証コストは12万1750ドル(ドイツ銀データ)と、7日の11万8750 ドルから上昇した。保証コスト上昇はリスクが高まったとの市場の認識を示唆 する。

英銀HSBCホールディングスは、米住宅金融事業の2006年の貸し倒れに 備え17億6000万ドル(約2135億円)を引き当てたことを明らかにした。引当 金はアナリスト予想を20%上回った。米ニュー・センチュリー・ファイナンシ ャルは、信用力の低い借り手や負債水準の高い借り手を対象としたサブプライ ム住宅ローンの焦げ付き増加で引当金積み増しが必要となったため、06年の決 算を修正すると発表した。

ドイツ銀行のインテグレーテッド・クレジット・トレーディング担当ディ レクターのマシュー・シンプソン氏は「サブプライムローンの弱さを受けて市 場のムードが変わりつつある」と話した。

JPモルガン・チェースによると、欧州企業のCDS45銘柄で構成するi Traxxクロスオーバー指数によると、債務保証コストは1000万ユーロに対 し18万7000ユーロに上昇した。一時は過去最低の18万3000ユーロとなって いた。

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