財務相:G7は自然体で-為替はファンダメンタルズ反映が必要(4)

(一部差し替えて内容を追加します)

【記者:伊藤辰雄】

2月9日(ブルームバーグ):尾身幸次財務相は9日午前の閣議後、国会内 で記者団に対し、ドイツのエッセンで同日から開かれる7カ国財務相・中央銀 行総裁会議(G7)について、「いろいろ勉強をしているが、自然体で会議に 臨みたい」と述べた。為替については、ファンダメンタルズ(経済の基礎的基 本的諸条件)を反映すべきで、具体的な水準については言及しないという従来 の姿勢を堅持した。

欧州からのユーロ高・円安懸念に対する日本の主張について財務相は「こ れはいろいろ議論してみないとわからないが、為替レートは基本的にはファン ダメンタルズを反映すべきものであり、水準については今コメントする立場に ない」と指摘。そのうえで「どういう議論がされるかわからないが、自然体で 臨みたい」と述べ、現在の水準がファンダメンタルズを反映しているか、との 質問に対しても「自然体で臨みたい」と繰り返した。

財務相はG7では、「国内外の経済、金融為替など幅広くいろいろな議論 がされると聞いている」を示し、日本経済の状況については「着実に景気は順 調に進んでいると説明したい」と語った。

北朝鮮・イランの核開発問題については「日本のみならずアジア、人類全 体にとって核不拡散の基本的な枠組みを壊す恐れがある」と述べ、「重要で深 刻な問題であり、容認することはできない」との姿勢を示した。そのうえでテ ロ資金対策など金融面の対応などについては「国連決議もあるので、それに基 づいて必要な対応を各国が協力してやるべきだ」と語った。

同相は同問題についてG7で「議題にするかは別にして機会があれば、そ ういう考えを述べたい」と付け加えた。

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